GTMのDTMで作曲な日々

GTMがDTMで日々作曲をしながら、発見したことをつづります。

フルートパートの作曲方法を考えたよ♪

もう10月になりますが、まだまだ夏のように暑いですね。

今日も、フルートを主役にしたオーケストラの曲を制作しました。アレンジもだいたいできました。あとは、細かい打ち込みをして、全体を整えていく地道な作業です。

 

いい曲になりました。そして、この曲を書いたら、次の曲の課題も見えてきました。

もっとアレンジが上手になりたい!

 

今日は、フルートのソロパートを、フルートという楽器の特性を生かして、作曲する方法を考えてみます。

 

フルートは、小学4年生から習い始め、それからずっと音大の大学院まで、副科として親しみ続けました。

私にとってフルートは「永遠の副科」の楽器です。音大の定期試験の度に、隠し芸大会のような気分で、一生懸命練習したことを思い出します。最初は不純な動機で始めたので、あまり興味もありませんでした。しかし、だんだん好きになって長年続けたため、そこそこきれいな音で吹けるようになりました。

 

さて、フルートのパートをうまく作曲する方法について考えます。

 

まず前提として、フルートを主役にするからには、フルートである必然性が感じられる曲にしたい、という気持ちがあります。つまり、シンセサイザーに置き換えても、歌に置き換えてもいいような作り方では、せっかくフルートを主役にする意味がないのではないかと思うのです。要するに、楽器の特性を生かした方法で作りたい!

 

フルートのソロパートを作るポイント

1.それぞれの音域の特徴を使い分けて作る

  • 低音域⇒独特な雰囲気を持つ音域です。少し陰りがあるような感じがする音です。低音域は、大きな音は出せないので、他の楽器に埋もれないようにアレンジする必要があります。
  • 中音域⇒フルートらしい音がする音域です。
  • 高音域⇒フルートの明るさや輝かしさが生きてくる音域です。吹いていて芋気持ちよく吹ける音域です。オーケストラの中でも埋もれず、音がよく抜けてきます。

2.トリルを入れる

 フルートのトリルは華やかな雰囲気を作り出します。フルートらしさが出てきます。

 

3.細かく動く速いパッセージを入れる

 フルートは細かい動きが得意な楽器です。色彩のような効果も出せます。

 

4.長く伸ばす音を入れる

ビブラートを使って伸ばす音も、魅力的な音色です。

 

5.呼吸を考えて作る。

当たり前かもしれませんが、歌のパートを作る時と同じように、どこで息をするかを考えて、呼吸が自然にできるフレーズを作ります。

 

細かく挙げればこのほかにもたくさんありますが、とりあえず簡単に考えると、このようなイメージで作るとフルートらしい曲にできると思います。

 

 

フルートを吹いているときは、高音域が吹きたくなります。遠くまで響き渡っていくようで、すごく気持ちがいいからです。そしてピアノやギターと違い、手が小さくても、まったく問題なく演奏できるところがうれしいところです。