GTMのDTMで作曲な日々

GTMがDTMで日々作曲をしながら、発見したことをつづります。

komplete12のINDIAで、インドの感じを表現しつつ、集中して生きる大切さについて考えた

今日は、新しく作り始めた曲のアレンジをしていました。

東京国立博物館法隆寺展をイメージした曲を作っています。

 

お釈迦様の説いた教えや、仏教の考え方を知ることが好きで、トーハクに行くのも好きです。大好きなものをテーマに作曲すると、イメージがどんどん湧いてきて、面白いものが出来上がりそうです。

 

「INDIA」の音源は使いやすい

お釈迦様の生まれたところはインドなので、インドの楽器を使いました。komplete12の「INDIA」の音源を使っています。シタールを使ったり、ドローンを鳴らしたりして、百済観音や当時のの日本人がイメージした浄土の世界を表現しています。いつもは使わないインドの楽器で表現するのもとても楽しい作業です。

「INDIA」の音源も、いい音がします。インドの音階でも、普通の12音音階でも使えるので、自由度が高いです。ドラムも入っているので、あっという間にインドっぽい曲が作れてしまいます。

 

 

さて、今日は、お釈迦様の教えで大事なことの一つについて、作曲に結び付けて考えてみたいと思います。

今この瞬間に集中する

お釈迦様の説いた教えの一つに、「今この瞬間に集中して生きる」ことがとても大切だ、というのがあります。

 

私たちは、どうしても、いつも心がざわつきます。心配事、怒り、悲しみ、いろんな感情に心が揺れてしまいます。そして、過去にあったことを悔やんだり、未来に起こることを心配したりします。そんな心の状態で生きていると、今していることが全部うわのそらになります。

 

気持ちがどこかへ行ったまま、ご飯を食べる、歩く、景色を見る、電車に乗る、音楽を聴く、そんな風に生活してしまいがちです。でもそれでは、ご飯がどんな味だったのか、どんな景色が見えていたのか、太陽の陽射しがまぶしかったのか、雲の形はどうだったのか、道端にどんな花が咲いていたのか、聞いている音楽はどんなアレンジだったのか、この世界に私たちと一緒に存在しているいろんなものに気が付くことなく、過ぎて行ってしまいます。

 

私たちの身の回りには、たくさんの素晴らしいものがあるのに、それに気づくことなく生きるとういうことは、とてももったいない。

小さな素晴らしい感動をもたらしてくれるものに気が付いて生きることができれば、アイデアも豊富に湧いて、いい作曲ができると思います。心が豊かになれば、たくさんの人を幸せにする音楽を作ることもできると思います。

 

「今していることに全部の意識を向けてすること」がとても大切だと、仏教の教えを読むとあちこちに書かれています。

 

作曲をするときは作曲の作業に集中します。旅行に行ったときは、景色をめいっぱい楽しみます。歩くときは、歩いている足の裏の感触を楽しみます。過去や未来のことを考える必要のある時はそのことを考えます。でもずっと過去や未来のことに心を奪われてはだめです。

 

「今していることを全力で楽しむ」、ということを毎日毎時間、意識するようにしています。意識しないと、やっぱり不安な気持ちや心配事に流されてしまいます。

簡単だけど難しい

お釈迦様の教えは、全部簡単です。今は、いろんな研究者の方が、難しいことを丁寧に解説してくださる本もたくさんあるので、本を丁寧に読めば理解はできてしまいます。

お釈迦様の教えは簡単だけど、人間は欲望や感情があって、心があっちこっちふらふらするので、実践し続けることは難しいなと思います。

 

ほんの小さな感動も、大きな感動も、たくさん味わって、楽しんで、いい音楽をたくさん作っていきたいです。