GTMのDTMで作曲な日々

GTMがDTMで日々作曲をしながら、発見したことをつづります。

DTMで作曲、タムの音が抜けない問題をなんとか解決した!

今日も作曲の終盤で、最後のミックス、マスタリング作業をしていました。

CM用の曲ということで、インパクトのあるアレンジをしたところ、音の調整にかなり時間がかかっています。知恵をふりしぼり、アレンジの中の重要な音が浮かび上がるように、プラグインを挿しています。

 

さて、本題に入ります。

今日の作業で、タムがオーケストラに埋もれてしまい、まったく聞こえないという問題が起こりました。タムといっても、和楽器がメインの曲なので、和太鼓に近いような感じのタムの音源を使っています。

今回の曲の中では、躍動感を出すような、力強く激しいイメージで使っています。

 

 

 

タムをオーケストラに埋もれずに聞こえるようにした方法

1、EQを調整

2、様々なプラグインを挿す

3、パンを調整

 

1つずつ詳細を書いていきます。

1、WAVESの「VEQ」を使いました。2~3kHzあたりをブーストして音が抜けるようにしています。「HIQ」「ANALOG」ボタンを点灯させたら、さらに音が前に出てきました。

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2、コンプやExciterを使って音の輪郭をはっきりさせています。

 imagerを使って音の範囲を狭めて、オーケストラの中で、音の焦点が定まるようにしています。

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3、パンを左に振りました。中央寄りはオーケストラの音でいっぱいだったため、思い切って端に配置させました。

 

このような感じで、一つずつプラグインを挿しながら、自分の感覚を研ぎ澄まし、耳で良く確かめて音を作っていきました。

これで、何とかオーケストラの中でタムの音が、聞こえるようになりました。

 

今回の曲は、全体の迫力や躍動感を出すためにタムが重要な役割を果たします。だからなんとしてでも浮き立たせたかったのです。結果、ちゃんと聞こえるようになり、曲全体が生き生きとしました。

 

 

自分で納得できる音になるまで、あきらめずにいろいろな方法を試してみることって、すごく大切なことなんだな~と思いました。