「クリスマスらしい曲の作り方」について考えてみた🎄―DTMで作曲―
こんにちは。DTMで日々作曲をしている、作曲家・サウンドクリエイターのGTMです。
筆者は現在DTMで、クリスマス用のBGMとして、「Joy to the world」のアレンジ作品を作っています。
その中で、いくつか調べたり考えたりして、気が付いたことがあるので、それを書こうと思います。
というわけで、今日は、「クリスマスらしい曲に聞こえるようにアレンジするコツ」について、書きます。
これから初めて、DTMでクリスマスの曲を作る方に、なにかヒントのようなものになったらうれしいです🎄
クリスマスらしい雰囲気を作るポイントは2つ
1、楽器
2、イメージ
1つずつ詳しく書いていきます。
1、楽器
まずは、アレンジに使う楽器についてです。
「スレイベル」と「チューブラベル」。これらの音が入っていると、かなり多くの人が、クリスマスをイメージします。
有名なクリスマスの曲には、ほぼ「スレイベル」か「チューブラベル」、または両方が使われています。そのため、この音が入っていると、多くの人が自然にクリスマスをイメージします。
スレイベル
「スレイベル」とは、直訳すると「そりの鈴」。
そりや、そりを引く馬やトナカイにつけられる鈴です。コンサート用に楽器として作られたものがあり、手で振ったりゆすったりして鳴らします。
「シャンシャン」という、サンタクロースがやってくるときの、クリスマスのおなじみの音です。
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チューブラベル
「チューブラベル」とは、チャイムとも呼ばれます。テレビののど自慢大会で鳴らされる、キンコンカンコンと鳴る、あのカネのことです。
特殊なハンマーで、チューブの上の方を叩いて、音を鳴らします。
曲の中では、ドラマチックな瞬間や、絵画的な描写をするときに、よく使われる楽器です。
他に、クリスマスの雰囲気を出すのに適している楽器は、
- 「ストリングス」→華やかさや明るさが出せる。
- 「ブラス」→「トランペット」やその他の金管楽器も、明るく豪華な雰囲気が出せる。
- 「オルガン」→教会の雰囲気が出せる。クラリネットに似た、リード系の静かな音色を選ぶと良い。
- 「チェレスタ」「グロッケン」「ビブラフォン」→全体の印象をきらきらさせる。
クリスマスの雰囲気を感じながら、使う楽器を、自分なりに工夫してみると良いです⭐
2、イメージ
既存曲のアレンジであっても、完全なオリジナル曲であっても、曲全体のイメージ作りが重要です。
クリスマスとは、「イエスキリストの誕生を祝う祭り」です。
従って、曲の大まかなイメージ作りとしては、以下の2パターンが考えられます。
- パターン1:明るく華やか、きらびやかで、多くの人が喜びの表情で、お祝いをするイメージ
- パターン2:しっとりと静かな、祈りをささげるようなイメージ。教会の中で、祈りと祝う気持ちを、静かにささげるイメージ。
このパターン1と2の、いずれかを選んで作るのも良いし、一曲の中で両方のイメージを盛り込んでも、素敵な曲に作れます。
ちなみに筆者の今回のアレンジ作品では、お祝いの華やかなイメージと、静かな祈りのイメージの両方を使いました。「Joy to the world」の歌詞の内容に合わせて作っているためです。
一曲に2つのイメージを盛り込むと、同じイメージで通すよりも、変化がついて、曲全体にメリハリがつきます。
イメージ作りには、前回の記事で紹介した、クリスマスのイメージ作りに役立つ本なども参考にしてみてください。
gtmcomposition.hatenablog.com
皆さまも、DTMで楽しく、クリスマスの音楽を作ってみてはいかがでしょうか🎅
最後まで読んでくださりありがとうございます。
筆者GTMは、作曲した作品を、オーディオストックにて販売しております。よろしければご試聴いただき、お楽しみください。また、皆さまの豊かな生活に、お役立ていただけましたら幸いです。
昨年のクリスマスの曲です。リコーダー生演奏がメインで、クラシック風の明るいイメージにアレンジした「we wish you a merry christmas」です。楽しく華やかな雰囲気を作ります。
ハロウィンの曲です。オリジナル曲で、オーケストラとダンスミュージックを掛け合わせた短い曲です。ハロウィンを盛り上げます。
オーディオストックではたくさんのクリエイターが良い作品をたくさん提供しておりますので、是非ご試聴いただき、皆さまの豊かな生活にご活用ください。