GTMのDTMで作曲な日々

GTMがDTMで日々作曲をしながら、発見したことをつづります。

音楽で今日から幸せになれる方法―DTMで作曲―(『フロー体験 喜びの現象学』読書レビュー)

 

こんにちは。DTMで日々作曲をしている、作曲家・サウンドクリエイターのGTMです。

 

今日は、最近読んだ本から学んで考えた、「音楽で今日から幸せになれる方法」について、書きます。少しでも皆さまのお役に立てたらうれしいなと思い、この記事を書いています。

 

筆者が読んだ本は、『フロー体験 喜びの現象学』(M.チクセントミハイ著)です。

 

なぜこの本を紹介したくなったのか

 この本には、一言で言うと、「どうしたら自由で幸せに生きられるか」がわかりやすく書かれていました。つまり、「今すぐ幸せになれる方法」が書かれていました。

 

もっと早く、10代や20代の前半にこの本に出会っていれば、もっと時間を有効に使えたのではないかと、過去の過ごし方を後悔する気持ちが生まれるほど、重要なことが書かれていました。

 

音楽に関することも書かれていました。

 

筆者にとっては、目から鱗の情報でしたので、是非とも皆さまにご紹介したくなりました。

 

音楽に関連する内容を中心に、筆者がこの本から学んで考えたことを、簡単にご紹介していきたいと思います。

 

「フロー」とはなにか

最近よく耳にする「フロー」という言葉があります。

 

フローとは、「思考・意図・感情そしてすべての感覚が、同一目標に集中している状態のこと」です。つまり、「自分の目標に向かって、集中して作業や仕事をしている状態」のことです。

 

「フロー」の状態を体験すると、人は、楽しさや喜び、充実を感じることができます。

 

従って、「フロー」で集中して何かに取り組むことを、生活の中で増やしていけば、楽しさ、充実感を感じられ、自分が成長していることが実感でき、幸せになれます。そして、生活の質はどんどん向上します。

 

今すぐ幸せになる2つのポイント

1、毎日の生活の中で、フロー(=何かに集中して取り組む)状態になれることを増やしていく。

 仕事、勉強、趣味、スポーツ、読書、それ以外のなんでも。

 

2、目標を、自分で選び、設定すること。

   他人から与えられた目標ではだめ。楽しく行うことが重要。

 

 

「フロー」で幸せになれる仕組み

➀自分で目標を作る

②その目標に向かって、集中して取り組む

③充実感、出ごたえ、やりがいを感じられて、楽しくなる

④もっと楽しい感じを体験したくて、さらに目標に近づくために集中して取り組む

⑤どんどん目標に近づいていくことで、自分の成長を感じられて、楽しくなる。

 

人は、自分が成長できたと実感できると、喜び、楽しい、幸せ、わくわくする、という状態になります。

  

本に書かれていた、以上のことを踏まえて、音楽で今すぐ幸せになる方法を、本の内容と筆者の考えを合わせて、以下に書いていきます。

 

音楽で今日から幸せになれる3つの方法

1、音楽を聴く

2、楽器を演奏する

3、作曲する

 

上述の「フローで幸せになれる仕組み」を踏まえると、自分で目標を設定し、その目標を目指して集中する状態が作れれば、幸せになれる、ということになります。

 

それぞれの項目について詳しく書きます

1、音楽を聴く

➀聴く曲を自分で選ぶ。

②分析的に聴く。つまり、課題(=目標)を、自分で設定して聴く。

目標を作って聴くというのは、例えば、

  • その曲からどんなイメージを思い浮かべるかを感じ取る
  • 曲の構成やコードはどうなっているのかを聴く
  • 同じ作曲家の他の作品と、どう違うのかを聴く
  • 演奏はどうかを聴く
  • クラシックなら、同じ曲での異なる演奏家や指揮者の演奏を比べる。

 

つまり、目標をもって聴くことで、集中して聴くことができ、音楽を聴く力がどんどん鍛えられていきます。すると、楽しさを感じられるようになり、もっと目標をもって音楽を聴きたくなります。

 

2、楽器を演奏する

➀自分で目標を作って、その目標に向かって集中して練習する。

②練習の仕方を工夫したり、課題を考えたりして、チャレンジしていく。

どんどんうまくなっていく。

 

すると、自分の成長が感じられるようになり、楽しい、という感情が湧いてきます

 

本の中で、著者のチクセントミハイさんもおっしゃっていましたが、楽器の演奏は、何歳から始めても、遅いということはない、ということです。筆者も同感です。

 

筆者は、6年前にギターを習い始めました。そして、ライブハウスで行われた発表会に出て、驚いたことがあります。

70歳くらいの男性が、ベースを習い始めてまだわずかということで、先生方のバックバンドと一緒に、一生懸命、ベースを演奏していました。たしかに指の動きはゆっくりでしたが、左手は弦をしっかり押さえて、暗譜で、ちゃんと曲が演奏できていました。そして演奏を終えた後、本当に笑顔で楽しそうで、満足そうでした。

それを見て、筆者は、とても衝撃を受けました。いくつになっても、やりたいことにチャレンジして楽しむ姿が、本当に輝いて見えて、素敵でした。自分もああいう風に、もう年だからなんて言い訳せずに、やりたいことを貫きたい!と思いました。

 

 

3、作曲する

自分で目標を作って、曲を作る。

現在は、DTMが発達しているので、簡単に音楽を作って、パソコンで演奏させることができます。

作った曲を、友人や家族に聞いてもらうのも、とても幸せで喜びに満ちた体験になるので、おすすめです。

 

 

ここでは、音楽の例を挙げましたが、読書でも、勉強でも、スポーツでも、絵を描くことでも、なんでも、自分なりの目標をもってチャレンジし、集中する体験ができれば、自分が成長するのを感じられ、幸せになっていきます。

 

 

まとめ

『フロー体験 喜びの現象学』を読み、筆者が学んだのは、次のようなことです。

 

「幸せな人生は、幸せだと思える時間をたくさん過ごすこと。

つまり、幸せは、自分で作っていくもの。それはとても簡単で今日から今すぐできること。

自分で目標を作り、自分の頭や体を使って、クリエイティブな活動に時間を使うこと、チャレンジしていくことで、自分が成長していくことを感じることができ、今日から楽しく幸せになれる。」

 

幸せになるコツをまとめますと、

目標設定→チャレンジ→集中→自己の成長→楽しさ・喜び・幸せ

これを繰り返し続けることです。

 

何事も、自分の思いのまま、楽しむことが大事です

 

 

そして、音楽好きの筆者は、今日から幸せになれる方法の一つとして、「音楽をすること」を選んで体験してみてはいかがでしょうか、とおすすめしたいと思います。

 

幸せに自由に生きるにはどうしたらいいかというテーマで、ここにご紹介できないほどたくさん、とても深い内容が書かれていました。ご興味のある方は、『フロー体験 喜びの現象学』を是非読んでみてください。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

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