GTMのDTMで作曲な日々

GTMがDTMで日々作曲をしながら、発見したことをつづります。

インド伝統音楽を聴くための、おすすめ本のご紹介(『インド音楽との対話』)―DTMで作曲―

 

 

こんにちは。DTMで日々作曲をしている、作曲家・サウンドクリエイターのGTMです。

 

今日は、最近読んだ、インド音楽との対話』(田森雅一著)という本のご紹介をしたいと思います📗

 本記事の目次

 

 

 なぜ『インド音楽との対話』を読もうと思ったのか

筆者は最近、「インドの伝統楽器」をアレンジに使った曲を、DTMで作りたいと考えました。そこで、参考にしようとYouTubeで「インドの伝統音楽」を聞きました。

 

インドの伝統音楽を聞いてみた率直な感想は、

「不思議な感じの音で、永遠と流れる時間を感じるけれど、どういう点に着目して聞いたらいいのか、よくわからない」、

というものでした。

 

そこで、

「インドの音楽を、どのような点から聞いたら、もっと本質に近づいた聞き方をすることができるのか」、

本で調べることにしました。

 

読んでみてわかったこと

インド音楽との対話』を読んでみた結果、

インドの伝統音楽を聴くには、音楽の背景にある、哲学的なもの、精神的なものを感じ取って聞くことが重要だ」 

ということがわかりました。

 

 

DTMでは、民族楽器の良い音質のソフト音源が発売されており、アレンジにインドの楽器を使う機会もあると思いますので、皆さまが作曲する際のお役に立てればうれしいなと思いながら、本記事を書いています。

 

 

本の内容の簡単なご紹介

第1章は、著者の田森雅一さんが、勤めていた出版社を辞め、本格的に師匠に就いて、楽器の演奏を学ぶため、インドへ行くところから始まります。

インドでの楽器修行と、音楽に関する歴史的な場所を訪れる旅での経験が語られます。

 

第2章は、「インド音楽は何を表現するのか」をテーマに、著者がインドでの旅を通して学んだ実体験をもとに、語られます。

 

第3章は、「インド音楽の聴き方」をテーマに、音楽の理論と流派についてが、著者の考えと共に語られていきます。

 

本のおすすめポイント

  • 著者のインド音楽修行の旅の経験が、臨場感たっぷりに語られていきます。

著者が実際に体験した感覚が語られているためインド音楽の世界が、自分の肌で感じられるように身近に伝わってきます。

 

  • インド古典音楽は、師匠に就いて弟子になったら、まず、「ラーガ」という、簡単に言うと音階のようなものを、徹底的に練習します。インドの師匠による、愛情がありながらも厳しいレッスンの光景が語られます。

インドの伝統楽器は、師匠から口伝えで伝承されるものでもあり、本気で取り組んで、やっと弾けるようになるのだということが、わかりました。

インドの楽器に限らず、どの楽器も、「基礎基本を徹底的に練習したうえで、初めて、自分の表現したい演奏をすることができるのだ」と筆者は感じました。

 

  • 著者が旅をした体験談から、インドの人々の日常生活の中に伝統音楽がある情景が、生き生きと伝わってきます

インドの人々も、音楽を楽しみの一つとして、生きているのだということを改めて感じました。

 

  • インド音楽とは、「ラーガ」と「ターラ」に支配された即興演奏です。

ざっくり言うと「ラーガ」とは旋法や音階のような理論、「ターラ」はリズムの理論です。

「ラーガ」と「ターラ」は、古代の占星術の考えが元にあり、「時間・感情・季節・時の流れ」などの、宇宙の動きを表しています。

つまり、インドの音楽の後ろには、宇宙や自然や、哲学的なもの、精神的なものがある、ということがわかりました。

 

この本を読んで気付いたこと

1、インドの伝統音楽は、神秘であり、哲学であり、神であり、宇宙であるということがわかりました。

つまり、単なる「個人の感情表現の道具」などではなく、はるかに抽象度の高いものであるのだと気付きました。

 

  2、

「インドの音楽の音は大きくない。インドの音楽は聞かされるのではなく、聴こうとしなければその奥にあるものを知ることができない」

 

著者のこの言葉からわかる通り、インドの伝統音楽は、演奏する音楽家の、内なる声が発する響きを、聴く側が聞こうとしなければ、感じることができない音楽なのだということに気付きました。

つまり、聴く側が、感性や想像力を研ぎ澄ませて聞いて、初めて、音楽の本質が聞き取れ、感じ取れるのだということです。

 

3、音楽家は、演奏することを通して、宇宙や神とつながります。

聞き手は、その豊かで澄んだ音を注意深く聴くことで、演奏家が感じた神聖なものを、聞き取ることができるのだということに気付きました。

 

この本を読んで学べたこと

インドの伝統音楽は、

「感情表現が目的ではなく、宇宙や神と一体化した状態で、音楽家が感じたものを表現しているもの」

である。

そう思って、心を静かにして、この宇宙や、自然、時の流れを聞き取るように聞く。

そうすることで、音楽の真実の音が、聞こえてくるのだ、ということが学べました。

 

この本の素晴らしいところ

  • 音階や理論などの細かい視点からというよりは、インドの音楽の根本的な考え方の部分に重点が置いて書かれていたところが、素晴らしいと思いました。

どのような視点から聞けば、インド音楽を味わって聴くことができるのか、という疑問を、解決してくれました。

 

  • 著者が実際に五感で感じた体験を通しての考えが、平易な言葉で書かれているところが素晴らしいと思いました。

音楽は、言葉に変換できない微妙な感覚だと思います。

けれども、その言葉にできない音の感覚が、文章から伝わってきます。

 

まとめ

インドの伝統音楽を聴くときは、演奏者が感じ取った宇宙や神に意識を向け、静かに耳を傾けて聞くと、深く味わって聴くことができる

 

ということがこの本を読んで、理解できました。

 

これから、インドの伝統楽器を使って曲を作る際の、参考になりました。

筆者はこれから、インドの伝統音楽をたくさん聴いて、楽しみたいと思います⭐

そして、創造性豊かな、良い作品を作曲しようと思います🎸

 

ご興味が湧いた方は、『インド音楽との対話』を、是非読んでみてはいかがでしょうか。

 

  

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

筆者GTMは、作曲した作品を、オーディオストックにて販売しております。よろしければご試聴いただき、お楽しみください。

また、皆さまの豊かな生活に、お役立ていただけましたら幸いです。

 「INDIA」という、インドの伝統楽器のソフト音源を使ってDTMで作った曲です。法隆寺百済観音をイメージしています。

インドの伝統楽器と、「KOTO13」という、筝のソフト音源を使って作った曲です。鳥獣戯画図をイメージしています。

 

オーディオストックではたくさんのクリエイターが良い作品をたくさん提供しておりますので、是非ご試聴いただき、皆さまの豊かな生活にご活用ください。

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