無視しちゃダメ!健康はとっても大事!
今日は、秋分の日。
昨日お墓参りに行ってきました。毎年だいたい咲いている彼岸花は、今年はまだ咲いていませんでした。
お墓に行き、祖父母のことを思い出しながら、秋の自然豊かな風景を見て、風を感じて、いつもの喧騒の中には無い、穏やかな時間を過ごしました。
お彼岸は、もしかしたら、死者のためではなく、生きている私たちが、少し止まって、ゆっくりした心になって、過去の楽しい思い出を振り返って、またこの先の人生を、元気に歩いて行くエネルギーをためるためにあるのかも知れない、と感じました。
元気に生きるためには、心の声を無視しないことがポイント⁉
最近読んだ本に、気づかされたことがあります。
良い人生を送るためにも、良い仕事をするためにも、自分の心の声に耳を傾け、自分の心と体の健康を最善に保つよう、いつも意識することがとても大切だ、ということです。
当たり前のことですが、意外とできない。長時間仕事をして、疲れてきたと思っても、まだ平気だと、心の声を無視して、強引に続けてしまう。少しの休憩を取れば、もっと良い仕事ができるのは分かりきったことなのに、それができない。
健康な体と、健康な精神が無ければ、創造的なアイデアは生まれないな、と思います。作曲をするとき、元気だと、どんどんアイデアが湧いて、たくさんの心の歌声が聞こえてきます。でも、疲れた時は、体が歌を歌ってくれません。
最近、自分の心の声を、無視している自分に気が付きました。
明日からは、長く楽しい作曲生活を続けるためにも、疲れたと感じたら、休憩を取ったり、体を動かしたり、楽しいことを考えたりして、心の疲れも体の疲れも回復させようと思います。そして、もっともっと、いい曲をたくさん作って、たくさんの人を幸せにできる人であり続けたいです。
わかった!鍵盤ハーモニカをきれいに吹くコツ!
今日は、絵を題材にした曲の続きを作曲をしました。
重いソフト音源をいくつも立ち上げて作っているので、途中で何度か、cubaseがプチっと切れてしまいます。こまめにセーブしているので、困ったことはありませんが、セーブするのは大事だと思いました。消えても、もう一回作ればいいいだけの話なのかもしれませんが。
アレンジはだいたいできたので、鍵盤ハーモニカを、自分で演奏し、録音しました。
いくつか気が付いたことがあるので、それを書きます。
鍵盤ハーモニカをきれいな音で吹くコツ
1.低音域は、しっかり息を吹き込む。
しっかりめに息を吹き込まないと、抵抗があるので、音がかすれたりして、きれいに鳴りません。
2.高音域は少し軽めに吹く。
息の量をうまくコントロールして、高音域は、あまり吹き込まず、細く息を流す感じで吹くときれいに鳴ります。強く吹くと、ビービー鳴って、きれいではなくなる気がします。しかし、曲によるのかもしれません。
3.姿勢よく吹く
他の吹奏楽器と同じで、背筋を伸ばして、体の中の息をまっすぐ吹き込む感じで吹くときれいな音になる気がします。
タンギングするのかしないのかは、よくわからなかったです。
あんまりタンギングではっきり切ると、うまく鳴らせない感じだったので、多分タンギングはほとんどしないで吹きました。
あとは、全部の楽器と同じように、音を切るときに、余韻をうまくコントロールして、ぶちっと切らないようにすることも大事です。
自分で演奏すると、嫌でも何度も自分の音を聞くことになるので、演奏力が向上します。聞いて工夫して、イメージした音にしていくのがとても面白い作業です。
鍵盤ハーモニカの高音が好きです。今は一つしか楽器を持っていないので、他のメーカーの鍵盤ハーモニカも試してみたいです。
鍵盤ハーモニカのすすめ
今日は、また新しい曲を作り始めました。
絵のイメージを音楽にするという試みを、今回は、してみようと思いました。
いつも、作曲をしているときは、頭の中に映像が浮かんで、その感じを、音楽にしています。
夏に、ちひろ美術館で開催された、ショーン・タンの展覧会に行ってきました。そこで見た、幻想的で、色とりどりで、独創的で、とても魅力的なたくさんの作品が、忘れられないほど、心に残り、その時見た作品のイメージで、音楽を作ってみたいと思いました。ショーン・タンのように、私は絵ではなく音楽で、自分の描きたいものを思いきり描けるようになりたいなと思います。
音源も購入して増えたところで、いろいろ実験しています。
幻想的な雰囲気を出すために「unacorda」というピアノ音源とアコースティックギターと様々なシンセを使うことにしました。
透き通るような光の中にも、悲しさがあるような雰囲気を作りたくて、鍵盤ハーモニカを入れることにしました。実際自分で鍵盤ハーモニカを吹きながら試して、作曲していきます。
鍵盤ハーモニカは、普通の32鍵のものを使っています。
鍵盤ハーモニカの音の特徴について
今日気が付いたことは、鍵盤ハーモニカは、音域によって、かなり音の雰囲気が変わるということです。
・低音は、哀愁を帯びたような少し悲しげな音がします。
・高音は、明るめの透き通った音がします。
リコーダーよりも音域による音の性格の違いが、大きい気がします。
他の楽器も、音域によって性格が変わる、というのは、いろいろな管弦楽法の本に書かれているので、理解はしていましたが、鍵盤ハーモニカについて書かれたものは見たことが無かったので、ふと今日気が付いて、書いてみました。
今回は、低音と高音の特徴を踏まえて、うまく曲の中で使い分けています。
低音は吹くときに抵抗があるので、上手に吹ける自信があまり無いのですが、とりあえず音源で打ち込んでしまい、最後に自分の実際の演奏の録音と差し替える予定です。
良い習慣を継続させるコツ
今日はやっとハロウィンの曲を完成させました。「これで完成!」と自分で思えるところまで、丁寧にしあげました。自信をもって人に勧められます。
今日は、良い習慣を続けることについて考えたことを書きます。
以前このブログで書いたように、毎日きっかり1時間、ギターの練習と、きっかり30分間ピアノの練習をしています。今日ももちろん練習しました。これは今年の1月から自分で決めて、現在9月ですので、9ヶ月間続いています。
それ以前は、ピアノは必ず弾いていましたが、ギターの練習はできない日が、よくありました。今思うと、時間が作れなかったことや練習メニューを作っていなかったことが大きな原因です。
今は、毎日決まった時間に練習時間を設定し、練習メニューもあらかじめ決めています。
ギターは、20分エレキで基礎練習、10分アコギの練習、30分でエレキで曲の練習と、決めています。
ピアノは15分チェルニーで基礎練習、15分で曲の練習と決めています。
具体的に細かく決めてしまうことで、練習を始める前にに迷うこともなく、とにかくその時間になったら、タイマーをセットして、アラームが鳴るまで、夢中で練習します。
タイマーをかけるのは、練習し過ぎと、練習不足の両方を避けるためです。一番やりたい作曲の時間は絶対に確保したい。でも作曲に生かすために、練習はしたい。だから、きっちり時間を守ります。自分で作ったルールなら、遊びと同じで守るのが楽しいものです。
習慣を続けるコツを考えてみました。
1.自分のゴールをはっきり持つこと
その習慣をすることによって、自分が未来にどうなっていたいのか、自分のゴールをはっきり持つこと
2 自分でルールを作り、自分で楽しく守ること。
具体的なルールを決めて、大切なのは、例外を自分に許さないこと。
よくある失敗は、「今日は疲れているから休もう」とか、「今日は気が向かないからやめよう」と思ってやらない日をつくってしまう。
人間は日々コンディションが必ず変化するので、そういう思いが湧いてくるのは、自然なことだと思います。だけれど、そこで、コツ1の、自分の目標を思い出して、とにかく考えずに楽器を手に取る。そうすれば意外と練習にのってくるものです。
習慣になってしまえば、それほど苦労もなく、普通に、「あ、時間だ、今日も練習しよ」くらいになっていきます。
楽器の練習が習慣化できた結果、良かったことは、
なんといっても、自分の曲のアレンジにギターを使いたい!と思っていた夢が実現できたこと。ギターの弾き方がわかってきたため、作曲のレベルがアップしたこと。ギターが好きになれたこと。
いいことづくめです。
とは言え、楽器の世界は奥深すぎて、まだまだできていないところがすごくたくさんあるので、練習する習慣を、ずっと続けていきたいです。
自分の作曲で、たくさんの人を幸せにしたいので、これからも楽しく練習を続けます。
試行錯誤で問題解決!~EQの違い~
今日は、ハロウィンの曲が大体できたので、ミックスをしました。
ここ最近、音源とともに、ブラグインも増やしました。だから、何をどう使ったら一番いい音になるのかを、実験しながら音を調整しています。
今日ふと気が付いたことは、使うEQによって、だいぶ音が変わるということです。
いつもは必死で急いで作っていた気がするけれど、もっといい音で完成させたい気持ちが湧いてきて、今日はいろいろ試して、いい音にする方法を探ろうと思い立ちました。
WAVESの「Renaissance EQ」と「Q10EQ」とiZotopeのNeutron3のEQを比較してみました。
今回の曲は前半にオーケストラの音を使っていて、後半はダンスミュージック風になっているので、上記の3つのEQをとっかえひっかえ試してみました。
WAVESの「Renaissance EQ」と「Q10EQ」とiZotopeのNeutron3のEQの比較
実験の結論は、
- オーケストラの音源には、Neutron3のEQが、相性が良い。楽器の音の深さや柔らかさが生かされたまま、調整ができる。
- ダンスミュージックのような、キック、ベース、シンセの音源には「Renaissance EQ」が、相性が良い。音の輪郭が明確になる。
- 「Q10EQ」は、Neutron3のEQと「Renaissance EQ」の、中間のような感じで、音は柔らかめに変化する。
という感じになりました。
あくまで、私のDTM環境における、私の制作した楽曲上で感じた、私の主観によるものです。
今までそんなに気にせず、とりあえず「Q10EQ」を中心に使っていましたが、今回の実験をしたことにより、創作するときの選択肢が広がりました!自分の中では大発見です!
またたくさん、実験をして、もっといい音にできるように、方法を探したいです。
たくさん試して失敗して、正解の一つにたどり着く道のりは、一見遠回りに見えるけれど、何も考えず何もしなかったよりも、はるかに多くの収穫があるんだな、ということが、実感できました。
ハロウィンらしい曲にするには?
だんだん季節も秋らしくなってきました。街のお店には、ハロウィンを盛り上げるグッズコーナーができています。
今日も、ハロウィンの曲の続きを制作しました。
ハロウィンらしい曲にするには?
ハロウィンらしい曲にするにはどうすればいいだろう?と考え、あちこちの曲を聴いてみて、考えてみました。気が付いたことを書きます。
ハロウィンらしい曲にするポイント
- 拍子は、2拍子系でも3拍子系でもハロウィンらしさは出せる。
- 漂うような怪しげなメロディーを入れる。
- 使う楽器をハロウィンらしくする。
ハロウィンらしさを出すために使った楽器
・ティンパニ、金管楽器(チューバ、トロンボーン、ホルン)、ファゴット、オーボエ、オルガン
この辺の楽器で、重めで暗めな感じが出せます。
この辺の楽器の金属質な音で、怪しい感じが出ます。
・弦楽器のピチカート
今回の曲は重くなり過ぎないようにしたかったため、すべてピチカートにしました。
基本的にオーケストラの楽器を使うと、暗く謎めいた怪しげな雰囲気を出せると思います。
これで、後半は、シンセを入れてダンスミュージックっぽい雰囲気にして、ハロウィンの、怖いけどみんなで楽しむ感じを作りました。
色だったら、黒や紫やオレンジ、形は、魔女、骸骨、ミイラ、カボチャ、秋の収穫物、おばけなどをイメージして作りました。
この曲を使って、いろんな人に楽しいハロウィンを過ごしてもらえたらうれしいなと思いながら作っています。
そうだ、お月見をしよう!
そうだ、お月見をしよう!
お月見をしよう!
という気持ちに、なりました。
今日もハロウィンの曲を作曲していました。
ハロウィンもいいけれど、日本の伝統行事も、大切にしたい。今日は十五夜。明日が満月。
日本の伝統行事を、私たちはだんだん忘れていっているなと思います。
十五夜のお月見は、秋にたくさん穀物や食べ物の収穫があって、それを感謝する、という行事なのだそうです。平安時代に始まったということです。
昔の人々は、どうにもならない出来事が、現代の私たちの生活より多かったと思います。病気も直せなかったし、痛みも、耐えるしかなかったし、夜は本当に真っ暗だし、洗濯も掃除も、時間がかかるし疲れるし、食べ物も、天候が悪ければ、食べるものがない。それはもう、祈るしかない。
私たちは、生まれた時から、近くに便利なもの、素晴らしい医療、電気、水道、スーパーに行けばいつでも簡単に野菜もお米も買える。それがどんなに、ありがたいことなのか、現代の忙しい生活の中で、忘れます。
でも生きるために必要なものが全部あることは、私たちが生まれる前までは当たり前ではなかった。いろんな人が未来の私たちのために頑張って、作り出してきた技術の上にあるものを、私たちはただ使わせてもらっていて、それでこんなに便利で快適に過ごせるんだなと、思います。
古来から続いてきた伝統行事の日くらい、そういうことにも思いを馳せて、毎日の生活が楽しく送れることを、感謝することを忘れないきっかけにしたいなと思いました。
お月見をしながらお箏を弾きたいな。
ハロウィンの曲を作りながら考えたこと
ハロウィンの曲を作曲し始める
今日は、ハロウィン用の曲を作り始めました。
去年もハロウィンの曲を作曲して、とても楽しかったです。
でも、自分自身はあまりハロウィン自体に想い入れが無いので、今年はハロウィンの曲を作るのはやめようと、昨日まで思っていました。今朝、道を歩いているときに、ふと、やっぱり作ろうと思い、早速作り始めました。
みんながこういうものとか、こういう雰囲気、というものを作るのは、けっこうむずかしいものです。ありきたりでほかの曲とあまり変わらなければつまらないし、かと言って、完全に自分の世界に走って作っても、ハロウィンらしさが出ないし。
でも、そういうのを作ってみることで、すごく、いい経験になると思いました。作曲がうまくなりたいので、作ります。
ハロウィンは、「深い意味は分からないけれど、とにかく、大切な家族や友人と楽しい時間を過ごす、特別なイベント」、という風にとらえられるような気がします。
だから、その特別な楽しい時間を、盛り上げられるような、たのしくてわくわくする曲を目指して作っています。
自分の曲で、たくさんの人が笑顔になっているところを、想像して、完成させていこうと思います。
前半はちょっと暗めで後半はすごく明るい曲にする構想です。今日は、前半を作っていて、理想の音を探しながら何度も暗く怪しげな音楽を聴いていたので、なんだか変な気持ちになってきました。
だから、明るい気持ちになれるようなことを考えました。
作曲の作業スピードについて考えた
作曲の作業スピードについて、あたりまえなことを考えてみた
今日は作曲ができた曲をひたすらミックスしていました。箏にフルオーケストラを入れたら、バランスを取るのに時間がかかります。
最近世間ではよく「生産性」という言葉が使われているように感じます。
そのまま反映させて作曲で考えるなら、曲を早く作って、早く納め、たくさん売る、ということになるのでしょうか。
悩ましいところです。5分の曲が5分で作れたらどんなにいいだろうかと、考えることがよくありました。
結論から言うと、生産性を上げるには、音の調整も含めて全部、自分の納得できるところまで、丁寧に1曲を完成させていく、という方法が一番良いのではないか。最近曲を作りながら、そう思います。
もちろん早くできたほうが良いと思います。しかし、一か所でも自分が納得しきれないところがあれば、そこは納得できるまで修正したほうがいいと思います。一点でも、もやもやした部分を残すと、自信をもって自分の作品を勧めることができないので、結果的にはうまくいかないのではないか。それに聞いてくださる人や使って下さる人に、良いものを届けられないことが、自分の中で不満を生み出しそうな気がします。
作曲はみんな遅い⁉
以前、とあるきっかけで、現代音楽の分野でとても著名なある作曲家の先生に、作品を聞いていただき、お話をさせていただいたことがあります。そこで、その時色々悩んでいたこともあり、「私は作曲が遅いのです」というようなことをお伝えしたところ、「作曲が早い人なんていないよ」と、その先生がおっしゃいました。周りにいらっしゃった演奏家の方も、「そうだそうだ」ということをおっしゃっていました。
でもその言葉とは反対にその作曲家の先生は、次々に新曲を発表しているように見えます。
お話を聞いたその時はよくわからなかったけれど、今思うと、その先生が、ご自分の納得のいくところまで突き詰めて、一曲一曲を完成させていっているのではないか、という風に想像しています。それと、単純に自分で着想から完成まですべてを体験していくので、遅く感じる、というのもある気がします。そして長年作曲を続けて慣れれば、はたから見た時に早く作曲しているように見えるのではないでしょうか。
私が今作っているのは現代音楽ではなくもっとポップな音楽です。だから芸術音楽ほど極限まで理想を突き詰めて自分の世界を表現する、という性格の音楽ではありませんが、だいたい原理は同じような気がします。
当たり前のことかもしれませんが、これからも、自分の納得できるところまで、音作りを丁寧にして、1曲を完成させようと思います。自信をもって、他人に勧められるようなものを作りたいなと思います。でも早く曲を書けるようにはなりたいので、日々練習しています。
目標のある人生は、楽しいものです。
自分の意志と行動の大切さがわかってきた
環境を整えることの大事さがわかってきた
今日の作曲で、koto13の音源で、箏を使った曲の2曲目がだいたい完成しました。
結局ほぼフルオーケストラを入れて、シンセも入れて、短いけれどドラマチックな曲になりました。
音源やプラグインを、この夏に、いろいろ購入しました。いろいろ購入したばかりなので、あちこち使い方を調べながら、たくさん実験をしながら、作っていっている感じです。
作曲を始めたのは、20年以上前ですが、DTMを習い始めたのはだいたい5年前です。Cubaseを購入し、作曲自体はずっとやっていたので独学でやろうと思っていましたが、やってみたらわからないことが多すぎて時間がかかりそうなので、習いに行きました。
それからずっとCubaseに入っている音源だけで曲を作っていました。PCや機械が本当に苦手だったので、最初はCubaseだけで作るので、手一杯でした。でもすぐに慣れてきて、時間はなかったけれど、毎日作曲していたら、すらすら作れるようになりました。
DTMの先生から「音源を買うともっと良くなるよ」と何度も言われていたのですが、お金の余裕があまり無い気がして、ずっと購入せずにいました。
覚悟を決めた!
でも「DTMの作曲を本気でやろう、これを仕事にするんだ!」と決めてからは、これではいけないと思い、音源を徐々に増やしていきました。お金のことがとても心配で、最初に泣きながら14万円の音源を買ったことを思い出します。その後も音源を増やしていっています。
その結果、音質がみちがえるほど良くなりました。音の選択肢も圧倒的に増えたので、自分の思い描いた風景を、曲にすることが、とても楽にできるようになりました。パレットが広がって、色の質感が高品質になったような感じです。
これで、「曲を買って下さるお客様に、喜んでもらえる曲が作れるんだ」と思ったら、すごくわくわくして、もっと作曲を上手になりたい気持ちが、大きくなりました。
本当に理解するということ
よく、いろんな人が、お金はかかるけれど、何かを始めるときに、最初に環境を整えることは大事だよ、ということを言っているのを耳にしますが、その通りだなと実感しました。
音楽を人に教えた経験もあるので、教える人の気持ちも、教わった人の気持ちも、どちらも、イメージすることができます。そういう中で、思うことは、人間という生き物は、自分で本当に決意してやってみようと思って行動しない限り、先生に教えられた言葉の意味を理解することは決してできないのだな、ということです。どんなに立派な先生の教えを聞いたとしても、本当に自分の事として捉えて、自分の意志で行動できたことだけ、本当の意味で理解することがでえきるのだなというふうに思いました。
DTMで箏の作曲 「koto13」レビュー 続き
koto13を購入してから2曲目の曲を作曲
台風が過ぎ去り、とても暑い一日でした。真夜中に、台風の雨と風の音が大きく寝苦しかったため、日中もなんとなく頭が働き切らない感じでした。
今日は「koto13」を使って、2曲目の箏を入れた曲を作曲しました。
「koto13」は、音がつやつやしていて、箏の美しさを生かした曲を作れるので、使っていてとても楽しいです。
今日も「koto13」を使って作曲しながら、気が付いたことを書きます。
以前記事で書いたように、だいたいメロディーや曲の骨格を作ったあと、アレンジの前の段階で音階を決めて設定します。
前回の曲は、何故かたまたま鍵盤と実際に鳴る音が、ほぼ同じだったので、アレンジしているときに違和感はなかったのですが、今回は、鍵盤と実際に鳴る音が、全然違っていて、非常にアレンジしづらくなっていました。
その対策として、もう一つkoto13のトラックを立ち上げ、クロマチックスケールにして、普通のピアノと同じに鳴らせる状態にしました。そのトラックで思いついたフレーズをどんどん打ち込んでアレンジしていきました。
その打ち込んだトラックを、最初に自分の作った音階を設定したトラックに、コピー&ペーストします。その後、打ち込んだ音と同じ音が鳴るように、音符を上下にずらしていきます。
そんなやり方で作ったら早いかなと思いました。当たり前かもしれませんが。
それと、「koto13」は音が美しい分、結構重い音源なので、使うときのコツは、使わないキースイッチはすべてオフにしておくことです。上に書いた作業用のトラックなら、親指で弾くキースイッチ以外すべてオフにするくらいでいいと思います。そうすれば、問題なく快適に作曲が進められます。
曲の中で箏らしい華やかさを出すためにサラリンを入れました。自分で弾いたら多分うまく弾けないけれど、音源ならあっという間にきれいな音で弾いてもらえます。
これから、京都や奈良へ来て下さる外国の方も多いと思うので、そういう方々に喜んでもらえるような、日本の伝統の音を生かした作曲をしていきたいと思っています。
DTMで箏の作曲 「koto13」レビュー
「koto13」を使って箏の曲を作曲する その3
本日、箏を使った曲が1曲完成しました。アレンジがあまり単純でもなかったのと、初めてNeutron3の自動ミックス機能を試してみたため、ミックスに時間がかかりました。結局は自分でいい感じに全体のバランスを調整しました。
今日も引き続き、「koto13」を使って、お箏を使った曲の作曲をしながら、気が付いたことを書きます。
その前に、お箏の曲を作る時に知っていると便利なことをとても簡単に書きます。もう知っている方は読み飛ばしてください。
お箏を弾くときの右手と左手の使い方
右手
親指、人差し指、中指の三本の指に爪をつけて弾きます。
薬指と小指でpizzicatoをすることもあります。爪で弾くより柔らかい音になります。
チラシ爪、すくい爪、トレモロ、サラリンなど色々な奏法があります。
左手
主に「押し手(おしで)」と言って、左手の人差し指と中指あたりをつかって、柱より左側を押します。そうすることで、押さえないときに比べ、半音または全音高い音を出すことができます。
「koto13」の打ち込み方で気が付いたこと_キースイッチを使う
「koto13」では、親指、人差し指、中指のいずれを使って弾くのかを、指定することができます。キースイッチを使って、とても簡単に三本の指の指定を切り替えることができます。
初めは親指だけで弾くように打ち込んでいましたが、作曲の最終段階で指使いを細かく指定したらどうなるかを実験しようと思い、やってみました。
すると、明らかに演奏が本物らしくなりました。三本の指のいずれを使うかで、音色が微妙に変わり、それがリアルな演奏に限りなく近づいて聞こえてきます。
「koto13」を使うときは、親指、人差し指、中指のどの指で演奏させるかも考えて、キースイッチも打ち込むのがポイントです。そうすることで、より生演奏に近づきます。
三本の指の使い方は、頭の中に箏をイメージして、奥の弦が低い音、手前の弦が高い音になっていることを念頭に置いて、実際に手を動かしてみると、わかると思います。
せっかくkoto13というリアルな音源を手に入れることができたので、曲の中でサラリンを使って、お箏らしい雰囲気を出してみました。鍵盤を弾いて遊んでいるだけでも優雅な気持ちになって楽しいです。
DTMで箏の作曲をする その2
箏の曲を作曲する
今日は、箏の曲の続きを作りました。
京都の秋の写真を見ながら、曲のイメージを膨らませました。
一度だけ、紅葉が盛りの京都を見に行ったことがあります。東山魁夷の絵を思い出して、あれは幻想の風景を描いたのだとばかり思っていましたが、現実を見たまま描いたものだったことがわかりました。関東の紅葉とは全く違って、燃えるような赤い色で景色がいっぱいになって、この世のものとは思えないくらい美しかったです。毎年見られる京都に住む方がうらやましいです。
前回の記事の続きで、初めてお箏の曲を作曲する時に、勉強したことを書きます。誰かのお役に立てたらうれしいです。
弦の名前について
お箏の糸は低い方から、一二三四五六七八九十斗為巾(と、い、きん)という名前が付けられています。実際に弾くときは、自分から見て、一が一番遠く、巾が一番手前になります。
柱について
お箏は、糸の下に柱を立てて、音をチューニングしてから弾きます。柱と書いて「じ」と読みます。
柱はいくらでも調整できるので、好きな音階を作ることもできます。
ちなみに、「箏」と書くおことは、柱を立てて使うもので、「琴」と書くおことは、柱を立てずに使うものを指します。柱を使わないものは左手で音を作ります。
小学生の頃、通学路にあった看板に、ひらがなで「おことの教室」と書いてあり、友人と「男の教室」かと思ったと、よく笑っていました。何を教えてくれるんだろう。
楽譜について
現在よく売られているお箏の楽譜を見ると、糸の名前が漢字で、ずらっと、縦書きになって書かれています。西洋音楽の五線譜ではなく、ギターのタブ譜のような感じです。リズムは西洋音楽の表し方を、縦書きでうまく表してあります。
始めは慣れずに戸惑いましたが、普通の五線の楽譜が読める方であれば、すぐに慣れると思います。ちなみに、曲を弾くときは、糸の名前で「じゅくやー」とか「きんきんいとじゅー」とか歌って、覚えながら弾いていく、という方法で練習していました。
作曲のポイントについて
当たり前かもしれませんが、リアルな楽器の作曲のポイントは、実際に演奏している様子を思い浮かべながら作ることです。自分が弾いているイメージでもいいし、演奏家の方が弾いている姿をイメージするのもいいです。イメージしないで作ると机上の空論になってしまい、実際に演奏してもらう段階で演奏家の方に怒られます。DTMだから、演奏してもらうわけではありませんが、リアルさを求めたほうが、曲全体の質が上がる気がします。
今日は「koto13」の使い方を試行錯誤しながら、作曲をしました。小さな発見があったので、次回の記事で書こうと思います。
「koto13」を使ってお箏の曲を作曲し始める
「koto13」を使ってお箏の曲を作曲し始める
今日は、DTMでお箏を使った曲を作り始めました。
9月に入り、虫の鳴く声が聞こえてきて、秋を感じます。秋と言えば日本の伝統音楽を聴きたくなります。篠笛もいいしお箏もいい。雅楽も宇宙を感じられていいです。
もし初めてお箏の曲を作る方がいらっしゃったら、少しくらいは参考になるかなと思い、お箏の曲を作っている感じを簡単に書きます。ちなみに私は、DTMで「koto13」というソフト音源を使って作曲しています。
お箏は、一般的なものは13本の絃が張ってある十三絃筝です。(十七絃筝や二十絃筝もあります。)作曲するにはまず始めに、13本の絃を何の音にするかを決めるのがポイントです。箏には伝統的な調弦方法もあります。作曲ではもちろん自由なので、好きな音階を自分で作っても全然OKです。
始めに調弦を決めると書きましたが、厳密に言うと私の場合は、曲の骨格になるフレーズを一番先に作ってしまいます。普通みんなそうなのかも知れません。他人の作曲手順をそういえば全然知りません。
とにかく、その曲のメインテーマのようなメロディーラインをざっと作ってしまってから、それに合うように、13本の弦の音をどの音に設定するかを決めます。伝統的な音階からあまり外れ過ぎない音域に設定したほうが、本物の演奏のような雰囲気を醸し出せると思います。
今回は ラ、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ という音に設定しました。
二短調の音階です。今回の曲のイメージには、西洋の楽器も使いたかったため、西洋音楽の音階を使います。一応決めたという感じなので、作っている途中の流れで、いくつか音を変える可能性はあります。
「koto13」は特殊奏法も鳴らせるので、お箏ならではの特殊奏法も使って作りたいです。
「koto13」の音はとても美しいです。本当に演奏しているのにかなり近く聞こえます。お箏ならではの特殊奏法もたくさん収録されていて、奏法の切り替えも使いやすくなっています。
今回の曲ではせっかく素敵な音源を手に入れられたので、お箏2面の曲になりました。
また次回の記事で、続きを書こうと思います。
お箏について考えた
お箏について考えた
常々、日本人だからこそ書ける曲を作りたいなと思います。今日はお箏について考えました。
以前、作曲の勉強のため、箏を2年ほど習ったことがあります。本物の箏の音は心に沁みるような何とも言えない心地よい音がします。自分で鳴らすと、糸の振動が直接伝わってきて、幸せな気分になります。
正座をして弾くことも、お稽古の部屋の畳の感触やふすまの絵も、お稽古の後にいただくお茶も、懐かしい気持ちがして、今でも心に残っています。
箏は日本人の体格によく合った楽器です。ピアノを弾くときは小さく感じる手も、箏を弾くときは、それを感じません。日本人の小さい手でも無理なく弾ける楽器です。
ピアノではいきなりショパンやリストの名曲を弾くのはかなり無理に近いと思いますが、お箏は数時間弾けばいきなり「六段の調」という名曲が、何とか弾けます。中学生の教科書にも載っているくらいです。すぐに弾けるようになる理由は、もともとは、目の見えない人が弾いていた楽器なので、音が大きく跳躍したりしないように作られているため、という話を聞きました。もちろんプロの演奏家の方のような美しい音色で奏でるには、たくさんの練習が必要です。
自分のお箏を持ちたいと、以前から思っていますが、値段が高めであるのと、置いておく場所が無いため、まだその夢はかないません。箏爪は購入しています。象牙製なので、親指と中指と人差し指用の三枚で一万円くらいしました。生田流の先生に習ったので四角い形の角爪です。ちなみに山田流は丸爪と言って、弾くところが丸みを帯びた形の爪を使って弾きます。丸爪よりも、生田流の角爪のほうが、弾ける特殊奏法が多いです。
最近、「koto13」というDTMのソフト音源を購入しました。音が本物の演奏にとても近く、箏ならではの奏法も美しくラクに鳴らせるところに魅力を感じ、購入しました。これから使い方を極めていきたいと思っています。
この「koto13」を使って短い箏曲を作曲しようと思います。
外国の方には日本の伝統音楽の楽器を使った曲が、喜んでもらえるようなので、和楽器を使った曲をいろいろ作ってみたいと思っているところです。
これからは日本の伝統音楽を演奏したり作曲したりできると、強みになる、ということを本で読みました。伝統的な名曲は自然を題材にした曲が多く、曲を聞くと、先祖の方々が自然や人を大切に思って生きていたことが伝わってきます。日本の自然を身近に感じて育ったからこそ、伝えることができる表現を、自分なりの方法で形にしたいなと思います。